逃げようかとも考えたけど、それでは問題解決にはならないので、勇気を出してそのまま丸山幹事長を見た。
運転手は今回は京のようで、後部座席にはボディーガードのボブサップが座っている。
「何か……ご用でしょうか」
美月姫のほうから尋ねた。
「いや、大した用件でもないのだが。たまたまこちらで会合に出席する用事があって、函館を訪れたから。お嬢さんに挨拶しておこうと思ってね。聞けば夏休みで帰省中とのことだし」
「……」
「こんな所で立ち話もなんだし、これから食事にでも行かないかね。お嬢さんとは一度、ゆっくり話をしたいと思っていた」
「食……事?」
「ここでは近所の目もあるだろう?」
確かに丸山の言う通りだった。
丸山は顔を見られるのを嫌い(ここにいるのが周囲にばれたら大騒ぎになるが)、サングラスをかけている。
だが黒の最高級のベンツ、巨漢黒人ボディガードと鋭い視線の秘書を従えたサングラスの男。
ただ者ではないオーラをまとっている人物、地元では超有名人の与党幹事長・丸山乱雪がこんなところにいたら、大騒ぎになるのも時間の問題。
運転手は今回は京のようで、後部座席にはボディーガードのボブサップが座っている。
「何か……ご用でしょうか」
美月姫のほうから尋ねた。
「いや、大した用件でもないのだが。たまたまこちらで会合に出席する用事があって、函館を訪れたから。お嬢さんに挨拶しておこうと思ってね。聞けば夏休みで帰省中とのことだし」
「……」
「こんな所で立ち話もなんだし、これから食事にでも行かないかね。お嬢さんとは一度、ゆっくり話をしたいと思っていた」
「食……事?」
「ここでは近所の目もあるだろう?」
確かに丸山の言う通りだった。
丸山は顔を見られるのを嫌い(ここにいるのが周囲にばれたら大騒ぎになるが)、サングラスをかけている。
だが黒の最高級のベンツ、巨漢黒人ボディガードと鋭い視線の秘書を従えたサングラスの男。
ただ者ではないオーラをまとっている人物、地元では超有名人の与党幹事長・丸山乱雪がこんなところにいたら、大騒ぎになるのも時間の問題。



