四百年の誓い

 次に。


 先ほど青年が現れたのと、同じ衝立の裏から姿を現したのは……。


 「丸山……幹事長!」


 美月姫は驚きのあまり、また大きな声を。


 「久しぶりだね、お嬢さん」


 そこに立つのは与党幹事長・丸山乱雪その人だった。


 「幹事長、なぜこのような場所に」


 驚いているのは美月姫の両親も同様で、声を震わせながら丸山に問いかける。


 「何を隠そう、この京は私の甥にあたる。叔父として甥のいい話を、まとめてやらねばと思ってね」


 「甥……?」


 美月姫は絶句した。


 丸山幹事長の甥。


 道理で優雅によく似ているわけだ。


 「京は私の亡き妹の忘れ形見だ。親代わりとして私は、京には幸せになってほしいと願っている」