ボディーガードにモノ申す!



その日の夜、仕事の後はいつも通りに和代さんと一緒に自宅まで帰り、お礼を言って別れた。


すっかり片付いたリビングでしばらくのんびりしてから昨日の余ったおかずとご飯で夕食を済ませ、さてお風呂に入ろうかというところで下半身に違和感。


まさか、と思ってトイレに駆け込むと。
月に一度女性ならば必ずやってくる生理になっていた。


「あららー……」


独り言をつぶやいて、生理用品を取り出すために棚を開いて大変な事態に気がついた。


ナプキンが、2枚しか無い。


そうだっ!
先月ほとんど使い切っちゃったから、次に来た時のためにストックを買っておかなくちゃって思ってたんだった。


もともと適当で計画性の無い私の性格がここに来て露呈した。
2枚って明日の朝まで絶対持たないじゃないの。


狭いトイレでひとりオロオロ慌てふためいた。


近くのコンビニに行けばすぐに買えるけれど、歩いて5分、往復10分。
1人で出歩いても大丈夫だろうか。


昼間に真山に忠告されたばかりだ。
夜に1人で出歩くなよ、って。


2枚のみポツンとある棚の中をぼんやり見つめて、しばし悩んだ。
………………でも、正直悩んでいる場合じゃない。


覚悟を決めて、少しだけ外出することにした。