あの日、君と見た青空を僕は忘れない


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夕食の時間。



4人でご飯とカレーを順番よくよそって、テーブルに準備する。



「うぅー!青春って感じだなー!」
と喜ぶ小池。


「本当だよねー!夏休み終わったら忙しくなるもんねー!今のうちだよ!」
と相沢。

「相沢さんは頭いいからいいじゃーん!」


やっぱりこの2人なんだかいい感じだ。


「よし!!食べますよ!!」
岡本のその声でみんな座り

「いただきまーす!」
といい、みんなでカレーを頬張った。


素直に、楽しいと思った。


1人でいた頃。
こんな自分想像していなかった。


適当にすごして、きっと留年とかしちゃうんだろうとか。

また大人たちに怒られるんだろうって。


でも今は全然違う。


勉強ができて
友達と遊べて



岡本に会って、出来たことだ。