友達と海で遊ぶなんて初めてで、正直楽しんだ俺。
こんな風に小池や相沢友達と楽しめてるのは、岡本のおかげなんだよな…
俺たちは少し泳いでから、岡本の様子を見に、別荘へ向かった。
ガチャ
玄関のドアを開けるとすごくいい匂いがした。
「お帰り!!!」
そして、岡本の元気な声が聞こえる。
なんだ。
元気じゃないか。
「少し寝たら体調良くなった!」
「よかった〜」
「つかれてたんだね、幸ちゃん」
「もしかして、カレー?」
小池がそう言いながら鍋を開けて、嬉しそうな顔をした。
「さっき、舞ちゃんのおじさんにもちょっと手伝ってもらったの」
「へー!食べたい!!」
「これ、夕飯。夕飯まで時間あるから!それまでシャワー入ったり、ゆっくりしてて!」
と岡本。
岡本がいつもの岡本で安心した。



