望むモノ



悪態を吐く凪に少しイラッとした。





「じゃあ凪、見る?」




デカイTシャツを少しズラして谷間を見せながら迫ると




「ブホッ」




鼻血を吹いた凪。




これはこれで面白い。




「あらあら凪ちん。だから言ったのにぃ」





「お、おおおお俺は別に」




必死に言い訳を並べる凪。




「はいティッシュ」




「ありがと瑛」




「じゃあ凪ちんは鼻血出したから少し休むって事でー。よし、行くかしおりん」





「そうね。行きましょ」





「なんで皆して俺を虐めるんだよぉぉぉぉ」





凪を置いて海に向かうと、凪が半泣きで瑛に飛びついた。




なんか犬に見える。