「司ー！しおりん遅くな……って何やってんの？」
私達が遅いから様子を見に来たのか、流星と瑛が来た。
「さっさと離せ」
「断る」
「ちょいちょいお前。俺たちが誰だか知ってるわけ？」
いつもの軽いノリでナンパ男の肩を組む流星。
「あ？知るわけねぇだろ」
「俺たち、空龍。この子は俺たちのお姫様。意味分かる？」
「く、くくくく空龍！？すいませんでしたぁあぁ！」
私達の正体が分かるや否や腕を離して頭を下げて謝るナンパ男。
「行くぞ詩織」
「えぇ。」
「もう皆待ってるよ」
「あぁ。」
「全く、遅いから心配したんだからね」
「あぁ。」
雑談をしながら皆の居るところに合流する。
