あぁ、思い出した。
このチャラい男は確か、浜中流星って言った気がする。
これも空龍の幹部。
そして最後にもう一人の、私をガン見している男は戸塚瑛。
こいつも確かに同じクラスだったと思う。
これも教室に来ないからうろ覚えだけど。
「つか、どうして天草詩織が居るんだよ!」
私に指を指す失礼な北谷凪。
「何か悪い?」
私がフフッと笑うと、顔を真っ赤にして浜中流星の背中に隠れた。
単純な純情ボーイだわ。
「詩織ちゃーん、俺と今夜イイコトしない?」
色気全開で胸元を開けて私に迫って来たのは浜中流星。
「私、今夜はもう予定が埋まってるの。ごめんなさいね?」
「そりゃ残念だわー。また今度な」
大抵の男はそう言うとあっさり食い下がってくれる。
予定なんて本当はないけどねっ。


