望むモノ


まぁ、よく分かんないけど取り敢えずブレザー返しに行くか。




立ち上がり図書室を出て屋上に行く。





階段を上がって、ギギィーと音を立てる重い扉を開けると眩しい位の光が入って来た。





「誰だっ!?」




屋上を見渡すと、真ん中ら辺に4人の男が溜まっていた。




今喋ったのは、確か 北谷凪。



女嫌いで有名な空龍の幹部で、私の一つ下の1年生だ。





「林堂司、居る?」




正直顔をあんま覚えてないんだよね。




「俺だ。」




綺麗な低音ボイスと共に私の元まで来たのは、一際オーラーを放つ茶髪のイケメン。





確かにブレザーを着ていない。





「これ、あんたのでしょ?よく分かんないけどありがとう。」





「あぁ。わざわざさんきゅ」





私はブレザーを林堂司に渡す。





無表情の目の前の男はブレザーを羽織る。





「司が……礼を言ったぁぁぁぁ!?」





「嘘だろ……」




何故か驚いている北谷凪と、……名前分かんないけどいかにもチャラい男。