望むモノ


下に降り、整列している不良の前に並ぶ。




「今日集まってもらったのは昨日話した通り姫を紹介する為だ。」




「詩織ちゃん」




瑛に耳打ちされ、私は前に出る。




「天草詩織です。知っている人も居ると思いますがよろしくお願いします」




私は一礼をして元の場所に戻る。



「「「「「よろしくお願いします!」」」」」




またも一斉に頭を下げた不良達。




間近で見るとすごい迫力がある。




「全力で詩織を守るようにしろ。良いな?」




「「「「「はい!」」」」」




「解散」




これが、800人を束ねる司の姿……



凛とした眼差しに、低く透き通った声。



そして圧倒的に周りとは違うオーラー。




思わずドキッとした。