司達が車を降りると、黄色い悲鳴は群を上げる。
最後に私が降りると、さっきまでの悲鳴が嘘のようにシンと静まる。
「噂は本当だったの?」
「嘘でしょ……」
「なんであの女なのよ」
「なんでよ!?」
コソコソと何かを話している女子。
「気にするな」
「慣れてるから大丈夫よ」
私達は校舎に入っていく。
自然と生徒達は私達の事を避け、廊下に一本の道が出来る。
流星と北谷と別れて司と戸塚と涼と教室に入ると、さっきまで煩かった教室が嘘みたいにまた静まる。
私達が自分の席に着くと、止まっていた生徒達が生き返る。
すぐにホームルームの始まりを告げるチャイムが鳴ると、担任が入って来る。
出欠を確認して先生が教室を出ると、司と戸塚が立ち上がる。


