20分程で支度は完成した。
リビングに戻ると、紅茶を優雅に飲んでいる司ぎ目に入った。
「やっぱ化粧すると女って化けるのな」
「うるさいわよ司」
失礼極まりない。
「しおりんスッピンも可愛いんだから薄化粧もすれば良いのにー」
さすがチャラ男。女子の喜ぶ言葉を知っている。
「んじゃ行くか」
「田中さんご馳走様でした。紅茶美味しかったです」
戸塚が田中さんに挨拶して、私たちは家を出る。
「学校に顔出した後倉庫に行く」
「えぇ」
学校が近くに連れて、どんどん憂鬱になっていく私。
「はぁ……」
さっきからため息しか出ない。
「詩織どうした?」
「学校着いて私がこの車から出てきたら女子のブーイング半端ないだろうなーって思って。」
「そうか。瑛」
「はいはい」
私の頭をポンポンしながら戸塚に何かを指示する司。


