望むモノ


「天草家に仕えて18年。詩織様がお友達を連れて来たなんて初めてでございます。田中は嬉しゅうございます。」





涙ぐんで語る田中さん。




「お前友達居ないのか」




「うるさいわね。女友達なんて要らないわよ」




女友達欲しいと思った事もないし。





「寂しい奴だな」




「うっさい」




同情の目で見る皆。




余計な御世話だっつーの。




「支度して来るから少し待ってて」




司達は涼に任せて、私は部屋に戻って支度を再開する。