「はよ詩織。迎えに来た」
「はぁ…………」
思わずため息が漏れる。
「取り敢えず入る?」
外で待たせるのもあれだし。
「やったぁぁぁぁ」
「うおっ。金持の家……」
「「「「お邪魔します」」」」
一応礼儀はあるらしい。
「しおりんの部屋何処?」
「二階」
「もしかして部屋に招待してくれんの?」
「まさか。あんた達はリビングで待ってて。すぐ支度するから。」
リビングに通すと、お手伝いさんの田中さんが驚いてお盆を落としていた。
「詩織様……」
「どうしたの田中さん」
「もしかしてお友達でございますか?」
「……多分?」


