「どうなんだ?」
「一つ、条件がある。」
「なんだ?」
「私、自由が好きなの。束縛されるのは嫌い。だから私に干渉しないで。」
それを守れるなら、一緒に居てあげてもいいかな?
案外この空間、居心地が良いんだよね。
「……分かった。」
「俺たちの仲間になるって事はそれなりに危険な目に合うかもしれないんだ。それでも大丈夫?」
「護ってくれるんでしょ?」
「あぁ。絶対護る。」
「なら良いわよそれくらい。」
私がそう答えると、ポンポンと頭を撫でる司。
司のその仕草は好きだ。
癖なのかなんなのか、司は私の頭をよく撫でる。
司に頭を撫でられると、自然と心が落ち着く。


