「もっと食え」
更には林堂までも自分の食べていたパンを私に差し出す。
……食べ掛けを人にあげるなんてどういう神経をしているんだろうか。
「全部いらないわよ。これだけで十分。」
「食べないと倒れるぞ」
「今まで倒れた事ないから大丈夫よ」
それでも諦めない男3人。
北谷凪は一人で黙々とご飯を食べている。
私も無視しておにぎりを食べる事にした。
「これやる」
おにぎりを食べ終わると、何処から出したのかプリンを差し出された。
「いいの?」
「あぁ。」
「ありがとう。プリン大好きなの」
私が微笑むと、顔を真っ赤にした林堂。
それに続いて戸塚と浜中と北谷も顔を赤くする。


