林堂と戸塚に着いて行くと、屋上に着いた。
中に入ると、浜中流星と北谷凪が待っていた。
「やっほぉーう詩織ちゃん」
「うげっ。天草詩織かよ……」
私を笑顔で歓迎してくれる女好きの浜中と、思いっきり嫌な顔をする女嫌いの北谷凪。
こいつら正反対なのによく仲良く出来るな……
屋上の真ん中で円になって座る林堂達。
「……………」
私は何処に座っていいか分からず、突っ立っている。
「ここに座れ」
林堂が指さしたのは、林堂の隣。
見ると、そこしかスペースが空いておらず渋々座る。
「詩織んの昼飯なにー?」
「……しおりん?」
「そっ。しおりんのアダ名。」
「そっ。」
浜中になんか変なアダ名付けられた。