望むモノ


学校の門を潜ると、生徒の視線がチラホラ感じる。




その視線を無視して、私は涼とお喋りしながら教室へ向かう。





ガラガラ




さっきまで喋り声で盛り上がっていた教室は、私が扉を開けると嘘のように静まり返る。





そして次には……




「出たよ女狐」

「阿婆擦れ」

「ヤリマン」

「タラシ」

「ビッチ」

「よく学校来れるよね」

「涼君もこんな女と一緒に居て可哀想」

「死ねばいいのに」

「「「ギャハハハハ」」」




私への悪口大会が始まる。




そんな朝の風景にも2年目となるともう慣れた。




私は気にしないフリして自分の席に着く。




席は一番後ろの窓側。



涼は私の隣。



私が席に着くと少ししてホームルームの時間を告げるチャイムが鳴る。




チャイムが鳴る直前に学校に着くのは、涼が私への負担を配慮してだ。