渋々向こうを向いてくれた司。




今のうちに、と思って急いで着替える。




「いいわよ」




あー、せっかくセットした髪の毛もグチャグチャじゃない。





洗面所に行って髪の毛を結ぶ。




お団子でいっか。




「出来たわ」




「じゃあ行くか」




カバンを持って、部屋を出る。




「チェックアウトは?」




ロビーに着くと、そのまま外を出ようとする司。




「あ?もうやった」




「そう」



私が髪の毛をやってる間に終わらせたらしい。




外に出ると、いつもの車が待っていた。




「倉庫行け」




「了解」




倉庫に着く間、司は私の至る所にキスを落としていた。




くすぐったくて、少し恥ずかしかったけど嬉しかったから許す事にした。





これが本当の意味で付き合うって事なのかな?なんて考えていた。