望むモノ


「支度出来た?」




「髪の毛巻くからちょっと待ってー」





私はバタバタと急いで洗面所に向かい温めていたコテを手に取る。





「まだ時間あるし焦らなくて大丈夫だよ」





「うん」





髪の毛を巻き終わって、鞄を持つ。





「はぁー……よしっ!」




パンッと両頬を勢いよく叩いて気合を入れる。





「無理しなくていいんだよ?」





「大丈夫。私、強いから」




「そう……」





毎朝同じ会話をして、かれこれ2年目。





「学校行こ、涼」




「あぁ」