「はぁ…分かったわよ。行くわよ。」





「あぁ。じゃあ行ってくる」




倉庫を瑛達に任せて、倉庫を出る。




「ヒストンホテルまで行け」




「了解です」




車は静かに発進した。



私は緊張のあまり、胸がドキドキする。




「大丈夫だ。俺がついてる。」




「でもっ……」




「安心しろ。無理はさせない。」





ポンポンと頭を撫で、手を握ってくれた司。




自然と心は落ち着いてくる。




30分程で着いたヒストンホテル。




少し綺麗目の格好してて良かったぁ。




「行くぞ詩織」




「えぇ……」




手を繋いでホテルに入る。