「さっ主役のしおりんはこっちこっち」
流星に手を引っ張られて倉庫の中心に行く。
たくさんの料理が並べられていて、どれも美味しそうだ。
「それじゃあ皆良いかい?しおりんの誕生日にカンパーイ!」
「「「「「カンパーイ!」」」」」
受け取ったジュースの入ったグラスを、カツンと鳴らす。
それから面子の皆と話しながら料理を手にとって食べていった。
あとは面子が出し物をして、たくさん笑わせてもらった。
心もお腹もいっぱいになったところで、幹部室に行く。
幹部室に入ると、今日初めて見る司が居た。
「詩織」
「なによ」
「座れ」
「……?」
真剣な顔をした司に戸惑いながら指示に従う。
「ここ2日、どこで誰となにしていた」
「関係ないでしょ。」
「なんで男物の香水の香りがする」
「別にいいじゃない」
「浮気してんじゃねぇぞ。てめぇの彼氏は俺だ」


