倉庫に着くと、瑛は私に倉庫の扉を開けるように言った。
私はそれに従い、扉を開ける。
パンッパンッパンッ
「「「「詩織ちゃんハッピーバースデー!」」」」」
「きゃっ」
大量のクラッカーの音と共に、面子の皆の笑顔が見えた。
少し驚いて後ずさる。
「しおりんハッピーバースデー!」
「お、お前の為じゃないからな!勘違いするなよ!」
二階から流星と凪も降りてきた。
「詩織ちゃん誕生日おめでとう。1日早いけど」
肝心の司が居ない事に少しショックを受ける。
「みんなありがとう」
でも、心はとても満たされた気がした。


