面子もビックリして二人が消えるまで見送っていた。




俺たちも幹部室に行くと、司は自分の膝に詩織ちゃんを乗っけていた。




それで満足そうな表情をしている。




詩織ちゃんは不機嫌だけど…




「で、なんなのよ一体」




「お前、誕生日なんだろ今度」




「そうよ。なんで知ってるの」




「横島に聞いた」




「ふーん。それで?」




「誕生日に何がある」




「別になんもないわよ」




「男とでも会うのか」




「会わないわよ別に」





ツーンとそっぽを向いた詩織ちゃん。