1時間ほどで倉庫に来た横島。




「どうしたの?俺を呼んで」





「詩織ちゃんの事について聞きたいんだけど」





「詩織の事?どうしたの?」





「最近あいつの様子が可笑しいだろ。何か知ってるか?」





「ん?……あぁ。知ってるよ」





俺はコトンと横島に飲み物を出す。





「教えろ」




「11月3日、詩織の誕生日なんだ。」





「だからなんなんだ」




「それは教えられない」





「教えろ」




「詩織から聞いてよ。俺から話す事じゃないから」





詩織ちゃんの誕生日……初めて知った。



ちゃんと盛大に祝ってあげないと。