「お前の見たいところ回ってやる。どこ行きたい?」





「じゃあまずは服屋ね。あっちにいつも見てる所あるから行きましょ」





司と繋いでいる手を引っ張って、目的の服屋さんに行く。





「いらっしゃいませー」




服屋さんに着くと、オシャレな定員さんが目をハートに変えて近づいてくる。




「どんな服お探しですかー?」




最早私ではなく、司を見て接客する定員さん。




「気にするな。どっか行け」





嫌悪感剥き出しで、定員さんを睨み追い払う司。




「あ、はい……」




司の威圧感にビビった定員さんは離れていった。