次の日



司が朝から迎えに来てくれたので倉庫に行く。



幹部室に行くと、みんな揃っていた。




「しおりんお祭り一緒に行かない?」




ほら、と流星が見せたのは近くの公園で行われる大規模のお祭りのポスター。





「行きたくないわ」




「なんでー?」




「だってあんた達と言ったら動物園のパンダ状態じゃない。そんな見世物みたいなの嫌よ」





「それもそっかぁ……残念。」





渋々諦めてくれた流星。




そんなこんなで、毎日倉庫に行って皆と過ごしてとやっていたらあっという間に夏休みが終わっていった。




こんな充実した夏休みを過ごしたのは、産まれて初めてだった。