望むモノ


「ここ何処?」



家具が白と黒で統一された落ち着きのある部屋。


私はベッドに降ろされる。




「総長室」




「へぇ」




そんなものがあるんだ。




「すげぇ心配した」




「ごめんね?」




「ほんとだよったく」




司は私の隣に腰を下ろす。




「でも、お前が無事で良かった」




「心配かけてごめん」




「俺な、分かったんだ」




「なにが?」