望むモノ


多分、そんな生活が3日か4日続いたある日の昼。





ちょうど和樹とのセックスが終わって、裸にシーツでウトウトしてる時だった。





バンバンバンッ!




玄関の方からすごい音が聞こえる。




「ちっ。なんだよ」




舌打ちをした和樹はインターフォンを覗きに寝室を出る。





すぐに戻ってきた和樹。




「詩織、これ着とけ。」




ポンッと雑に投げ込まれたのは和樹のぶかぶかのTシャツ。




私は素直にこれを着る。





「誰が来たの?」




「お前のお仲間さん達。」




「なんで?」




「お前は今、俺たちに誘拐されたお姫様なわけ。」





「どういう事?」