望むモノ


そして夜に先輩とホテルで待ち合わせをした。





オシャレをして家を出る。




繁華街にあるホテル街を歩いていると、




「今一人?俺と遊ばない?」



何人もの男に声を掛けられる。





「ごめんなさい。これから彼氏と会うの。」




私はそう言って男共をすり抜けて来た。




待ち合わせのホテルの前に着くと、既に先輩は待っていた。




「あっ、詩織ちゃん。」





「待たせてごめんなさい先輩」





「先輩じゃなくてタクトって呼んでよ。俺も詩織って呼んでいい?」





「もちろん。タクト。」





「じゃあ行こっか。」





私はタクトの腕に自分の腕を絡み、ホテルに入っていったーーーーーーーー