なにかあったに違いない。



そう思っていたら、あいつは敵対している族の紅炎に拉致られた可能性が高いと言うのが分かった。





紅炎にどうやって連れ去られたのかも気になるが、あいつが消えた日に会っていた帽子の男も気になる。




そんな事を考えてる内に、紅炎の倉庫に着いた。





バイクの奴らは倉庫から少し離れた所に停め、俺たちも車を降りて歩いて倉庫に入る。




「誰だっ!?」




「空龍だ」




「あ"ぁん?やんのかゴラァ」




「行け。」




「「「「「おらぁぁぁぁぁぁ」」」」」




俺の合図と共に、ぶつかり合う空龍と紅炎。




骨と骨のぶつかる音を聞きながら、俺は横島と瑛を連れて奥に行く。