望むモノ


教室に戻って授業を受ける。



「おかえり詩織」




「ただいま涼」




はぁ、と溜息を吐く。




なんなんだあの男は。



私にブレザーを掛けてくれたのも謎だし、自分の膝に座れって言ってきたのも謎だし。




6時限目までに終わって、涼と帰る。




涼に家まで送ってもらい、家の中に入る。




「じゃあね」




「また明日」




ちなみに涼は家のすぐ近くにあるマンションに住んでいる。





無駄にデカイ一軒家に住み込みのお手伝いさんと住んでいる私。





親は仕事で帰ってこない。