望むモノ


マッサージが気持ち良くてウトウトしていると、



「たっだいまー!……ってのぉぉぉぉぉぉぉおん!」




かき氷を持って帰ってきた流星が、かき氷をドボッと落とした。





「あーあー何してるの流星」




「だ、だって瑛、俺のしおりんが司の魔の手に……」





「もうね、二人の世界入ってるから何言っても聞こえないよ」





「俺のしおりんがぁぁぁぁぁぁあ」




シクシクと泣き真似をする流星。




眠すぎて右から左に流れて、何言ってるか分からない。