望むモノ


「お前らカップルみたいだな」




ふと、凪がそんな事を言った。




「カップルじゃないわよ」




「…………」




何故か司は機嫌が良くなった。




謎だ。




「司早く塗って」




「あぁ」




腰の方になると、何故か手つきがエロくなる司。




「んっ……」




「お、おおおおまっ。エロい声出してんじゃねぇよ!」




「エロくないから」




その手つきに思わずゾクッ甘い痺れが走った。





仕方ないじゃない。




日焼け止めクリーム塗るついでに、何故かマッサージまでやってくれる司。




「司ー」




「ん?」




「マッサージ慣れてるの?」




「あぁ。よく母さんにやらされる」




「上手ね。気持ちい」





「あぁ。」