♪〜♪〜♪〜♪〜



「ん………」




メールの受信する音に目が醒める。




【別れよう】




メールを開けば、ただ簡潔にそれだけが書かれていた。




ポチポチポチ



【いいよ。理由だけ聞かせて】




♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜



【ーーーーーーーー】





「ふぅ……」




今回は結構続いたかも。




1ヶ月だっけ?




確かそれくらいだった。



私はさっきのメールを削除して、学校に行く支度をする。





ピンポーン




「はいはーい」




「おはよう」




「おはよう涼。鍵渡してるんだから入って来れば良いのに」





インターホンを鳴らして、家に上がって来たのは幼馴染の涼。




昔から私の身の回りの事をやってくれる頼れるお兄ちゃんみたいな存在だ。