「お、俺達付き合う事になった!から…」
「そ、その……よろしく、お願い…します」
緊張する渚くんにつられ、あたしも語尾がどんどん小さくなっていってしまう。
今、あたしはきっと渚くんと同じ事を考えているだろう。
今すぐ、あのキラキラ輝いている湖の中へ飛び込んで沈んでしまいたい。
「おぉーっ!!やっとか、良かったな!!」
「てか、ほのかちゃんって、渚の一目惚れだったし、やっと、報われたね」
琢磨くんと優真くんはあたし達を囲んで、笑顔で抱きついてくる。
「わっ、というか、ほのかちゃんには抱きつくな!」
「やだ、こんな可愛いセット、抱きつくに決まってる」
怒る渚くんに、優真くんはさらにギューッとあたし達を抱きしめた。


