涙のむこうで、君と永遠の恋をする。



魚住家の別荘は、内装も全てが木造で、窓が大きく、多いからか、開放的だった。


ウッドデッキからは山中湖が見える。


「ほのか、早く湖に行きたいね!」

「そうだね、梨子」


あたし達は案内された部屋で荷物を整理しながらそんな話をする。


一応、男女で部屋を分けたけど、夜も騒ぐだろうから、あんまり関係ないんだろうな。


「水着、新調したの、見てほのか!」


梨子はネイビー色のツイストのバンドゥブラに、パームツリーのプリントのショーツのビキニを着て見せてくれた。



準備が出来たら、男子達とは湖で待ち合わせになっている。


「すごく、可愛い」


大人っぽい梨子のギャップがすごく良い。

モデルさんみたいに綺麗だから、梨子は何でも似合う。