「なんでか知らないけど」
「知らねーけど」
優真くんと琢磨くんは同時にあたしを見る。
「「彼は死ぬまでユーモアの感覚を持ち続けた」」
ついに、答えにたどり着いた。
「らしいよ」
「らしーぞ!」
優真くんと琢磨くんの最後と一言に梨子と渚くんも吹き出した。
「正解、頑張ったね」
あたしが笑うと、2人はなぜか涙目であたしを見つめる。
え、なんだろう??
「このスパルタからの、優しさ!!」
「見に染みるね…」
琢磨くんと優真くんに両手を握られる。
さすが、双子…言うこと、行動がシンクロしてるなぁ。
「ほのかちゃんに甘えるな!」
「誰がスパルタよ!!」
渚くんと梨子の鉄拳が2人の頭に落ちる。


