襲い掛かる一人を躱し一人は殴り躱した奴にぶつけて美月の手をまた掴み屋上へ駆け上がる。 バーン! 屋上のドアを勢いよく閉めその場に座り乱れた息を整える。 「っ……!!」 さっきの乱闘で足を打ったみたいで痛みが走る… 「龍二君?!ケガしたの??」 「たいした事ねぇから…心配すんなっ」 オレがそう言うと美月は頬を膨らませる。 「ダメだよ!!手当てするから足出して。」