「ええなぁ~龍二ぃ~♪」 ニヤニヤしながら昌也がオレの肩に左肩に手を回し耳打ちする。 「るっせぇ、引っ付くなっ!!」 実はオレの弁当を美月が作ってくるなんて知らなかったオレ…。 ただ今日は昼飯を持ってくるなって昨日言われただけで内心かなり驚いていた。 オレはこの気持ちを誰にも気づかれないよう昌也とジャレてごまかした。 重い屋上の扉を開けると小西と美月は景色を目にすると走り出す。 「うぁ~!!いい眺めだね♪」