甘菜と昌也君がそう言ってくれたお陰で少し安心した。そしてついに龍二君の順番が回ってきた。 『第三走者、片瀬君』 「「きゃあぁ~!!馨様頑張って♪」」 アナウンスの声が鳴り響くと女の子達の黄色い声が飛び交う。 『第四走者、水神君』 「「「「「キャ一一!!水神君♪頑張ってぇ一一!!!」」」」」 (龍二君やっぱり人気すごいなぁ…) あたしは胸がチクりと痛んだ。 あたしがは祈るように手を組んで見ていると龍二君と目があった。 その時あたしは龍二君が『大丈夫だ!』と目で言ってるような気がした。