「また調子が悪くてな…おおお前は…運がいい良いな…」
(出た、負け犬の遠吠え!!)
毎回負けるたびに言い訳をするホスト男に呆れていた。
競技が終わり退場門が近づくにつれて段々と肩を落とし暗い表情を浮かべていくホスト男…
退場門を出るとホスト男のファンの子達が心配そうに駆け寄る。
「「馨様やっぱり具合悪くなったんですね…でも安心してください♪私達馨様の為に色々と準備してきましたから!!」」
そう言いファンの子達が指差す方にはテントがあって、その中には数人のファンの子達と真ん中にはソファーがある。
(用意周到だけど、何処からあのソファー持ってきたんだ!?)
心の中でツッコミを入れているとホスト男達はテントへ入って行った。



