「聞いたわよ。また馨と勝負するんだって?」 勝負する話しは早くも近藤先輩達の耳に入っていてオレはその話しを聞き眉を顰る。 「ええ、まぁ…。」 「ぬぉおお~!水神ぃぃ!!応援ならオレに任せろ!!力の限り精一杯するからなぁぁ!!」 部長は雄叫びをあげオレの両肩を掴んで言う。 部長もあの試合以来、何故か勝負するたび熱を上げて応援をする。 (マジで、ウザイ!!!) 苦笑いをしていると近藤先輩が助け船を出してくれた。