「ぬぉおおお~~~~っ水神ぃいい!!今の試合オレは感動したぞぉ!!」 (うぜぇえええ!!何か手湿ってるし!うわっ!ぬるぬるするぅっ!) 「水神君すごいじゃないの!!」 引きつりながら固まっていると、近藤先輩が部長をはねのけた。 (ナイス近藤先輩!!) 「あ、ありがとうございます。」 オレはこっそり道着で手を拭きながら、近藤先輩に返事をする。 そうこうしているうちに、オレの周りに他の部員達が集まっていた。 「おい水神!!」 ざわめきの向こうからホスト男の声が聞こえた。