準備運動をしていると近藤先輩の横で終始心配そうにしていた美月が近づいてきた。 「龍二君、あの先輩すごく強いって聞いたけど…本当に大丈夫??」 不安そうにオレの顔を見つめながら言う。 「大丈夫だから心配すんなっ」 そう言うと 立ち上がり、美月の頭をポンと叩いてホスト男の所へ行く。 「始め!!!」 部長の合図と共に試合が始まると、オレは道着の衿を掴む。 (コイツ本当に強いのか?スキだらけだ。) ズドーン!!