「ちゃんと付いて来てるのかわかんねぇし…」
「あ、そっかごめんね。」
不安に少し口ごもりながら言うと、美月はハッとした様に謝る。
その言葉で思い過ごしである事が分かり、オレは胸を撫で下ろした。
「じゃあ、これなら大丈夫だよね♪」
美月は突然、その小さな手でオレの制服の袖を“ちょん”と掴むと、いたずらっぽい笑顔を浮かべる。
ズッキュゥゥウウウ一一一一一一ン!!!!
だから、それはヤバイって!!
美月の突飛な行動と笑顔にオレはまた、心臓が激しく高鳴りだした。
(コイツ、自分の行動わかってやってんのかっ!? ///)
(龍二の幸せメーターが急上昇↑↑↑)



