「おい、水神!お前スゲェ一強いんだってなぁ?入部初日にオレのお相手をしてくれないかぁ?柔道全国大会No.1の実力とやらを是非とも見せてもらいたいもんだねぇ♪」


何故か、その先輩と龍二君は険悪な空気になっていた。



「分かりました。では、また来週の練習の時に…失礼します。」



その時龍二君は、先輩相手に微塵も怯まず、それどころか更に目を鋭くした。


あたしは、その凛とした深く強い色の瞳に吸い込まれそうで 、目が離せない。