「なぁ…陸上部じゃなくていいのか?」


柔道部部室へ向かう途中気になって聞いてみた。



「中学の時は甘菜が陸上部に入ってたんだけど、あたしが一人で帰るのが危ないから強引にマネージャーになれって入部させられたんだ」


オレから話し掛けられた事に少し驚きつつ、口を開いた。



「でも、マネージャーの仕事をしているうちに人のお世話をするのが楽しくなってきて、高校に入ってからも陸上部に入ろうと思ったんだけど…」


「だけど?」



不思議に思い聞き返すと、美月は俯き頬を赤らめながら言葉を続けた。



「龍二君が守るって言ってくれたから、だからあたし龍二君のマネージャーになる♪♪」



ズキュゥゥゥウウウ一一一一一一ン!!