「おはよう、龍二君。」 「あぁ…はよ。」 俯き、あたしを見てくれない龍二君に不安な気持ちが広がる。 (龍二君に見て貰いたかったのにな…。) ちょっと、ガッカリしていると昌也君と成君が来て、着替える為に龍二君をグイグイ引っ張り連れて行った。 「ヒカルどうしたの? 気分でも悪い?」 不安な気持ちが、顔に出てたのか甘菜は心配そうに声を掛ける。