甘菜の言葉に、あたしは龍二君の顔が頭に浮かんだ。 (メイクしたら、龍二君どう思うかな?) あたしは龍二君と付き合ってから、ずっと不安だったから…。 付き合い出して、もう結構経つケド、今だに手さえ繋いだ事がない。 いつもと違うあたしを、見たら何か変わるかも知れない…。 「分かった、甘菜お願いするね。」